「まさひろくん」は、
ニワトリです。
ビラビラが凄いですね。
天王寺動物園で飼育されている
小型の肉食動物の活き餌として、
ヒヨコだったまさひろくんは、
購入されたんですね。
あ、単なる活き餌なんで、
この時は当然、
名前もついてませんでした。
が、
偶然にも、まさひろくんと
同時期に孵化したマガモちゃんが
居りまして。
マガモのヒナって、警戒心が強くて
なかなか
エサを食べないらしいんですが、
ヒヨコと一緒にすると、
釣られてエサを食べるってことで、
まさひろくんは、
マガモちゃんたちの先生として、
ただエサを食べることで
命を繋ぎます。
しかし、いつまでもヒヨコでは
居られません。
大きくなったまさひろくんに
二度目のピンチがやって参ります。
鳥舎を荒らすイタチを捕らえるため
大きなネズミ取りの様な檻に
「オトリ」として
入れられちゃうんです。
(?これ、ご存知の方、
仲良くなれそうです
結果、
3日3晩、イタチは現れず。
その後、
まさひろくんは、
ライオン等が体調を悪くした場合の
「新鮮な鶏肉」候補として
動物園で過ごしますが、
ライオン、体調を崩さず(笑)
特に何か頑張った訳では
全く無いんですけど。
今、まさひろくんは、
「奇跡のニワトリ」として、
動物園で大人気なんだそうな。
不定期に園内に現れる
まさひろくんを
動物園で観ることが出来たら、
幸せになれるとかそんなノリです(笑)
あ。
「まさひろソフト」
なんてのも出来たみたいですよ
日頃はどっちかと言うと
リアリズムを好むわたしなんですが
こういうほっこりとゆるーい話も
嫌いじゃないんですよね
黒とグレーの
「楽しくない話題」ばかりが
テレビや新聞を汚す世界で、
「幸せの白いニワトリ」が
居たって良い……そんな気がします
珍しく真面目なことを
書いちゃいました。
何だか照れ臭いので、
締め括りに
豆知識をひとつ。

「ニワトリには
おちんちんがありません」

ではまた