「おい、次郎。
これ……」
「兄ちゃん……これは!」
「信じられへん」
すっとケータイを取り出した
長男太郎ちんは、
シャッターを切りました。
「太郎ちん、次郎ちん、
母が買い物をしてる間、
どこかで時間を潰して来たら?」
「あ、うん。
そうしよか、次郎。
おかん、荷物に困ったら
ラインしてくれ」
「ありがとう。
買い物が終わる直前に
連絡します」
息子たちの背中が遠ざかるのを
確認しながら、
コートのポケットから
ケータイを出す。
何故、このような名前を?
さすが「情熱!みやざき」と
思えば良いのでしょうか?
「1袋」にこんなに
たまたまが!?
「皮ごと食べれます」?
「?」が、頭の中を駆け巡り、
収拾のつかないまんま、
お買い上げ。
吸うのではなく、
舐めるのでもなく、
噛む「たまたま」……。
これぞ休日。
新鮮な気持ちになりますね。
【急募】
「仕事、し過ぎてるんちゃうか?」
と、優しく髪を撫でてくれる方。
この際、性別も問いません。